キッチンは、油・水垢・焦げ・くすみと、性質の違う汚れが一度に集まる場所です。同じ洗剤でゴシゴシこすっても落ちないのは、汚れの性質が違うから。ここでは、ガスコンロまわりとシンクを中心に、原因・ご家庭での落とし方・プロに頼む目安をまとめました。
キッチンの汚れは4種類
- 油汚れ:調理中に飛び散った油が、コンロや壁、換気扇に付いたもの。酸性の汚れで、冬は冷えて固まるため、放置するほど落とすのに時間がかかります
- 水垢:水道水のカルシウムなどのミネラル分が乾いて結晶化した、アルカリ性の白い汚れ
- ステンレスのくすみ:水垢や細かい擦り傷、油分、洗剤の残りが重なって、シンク本来のツヤが失われた状態
- 焦げ付き:コンロや五徳に付いた油や食材カスが、熱で焼かれて固く焼き付いたもの
ご家庭でできる落とし方
コンロまわり・壁の油汚れ

- 洗剤:アルカリ性洗剤、微粒子の研磨剤入り洗剤、キッチンハイターなど
- 道具:ヘラ(硬めのカード)、マイクロファイバークロス、スポンジ
- 壁などの固まった油汚れは、洗剤をつける前に、ヘラでこそげ落とす
- 外せる五徳やパーツは、バケツにキッチンハイターを溶かしてつけ置きし、油を浮かせる
- スポンジに洗剤をつけて磨き、水で流して、水分をしっかり拭き取る
シンクの水垢・くすみ

- 洗剤:酸性洗剤、微粒子の研磨剤入り洗剤、万能クレンザー
- 道具:コゲ取りスポンジ、目の細かいスポンジ
- 洗剤を少量つけ、スポンジで力を入れず、やさしくくるくると磨く(5分ほどが目安)
- 水でしっかり流す
- 水分を完全に拭き取る。これだけで、ツヤが長持ちします
排水口のぬめり・においに
ヌメリが付きやすいプラスチック製のゴミ受けは、ステンレス製に替えるとお手入れがラクになります。塩素系洗剤を回しかけて少し置いてから水で流し、仕上げに洗剤を含ませた布で拭き取ると、においも抑えられます。
やってはいけない!NG例
- 酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜる:有毒な塩素ガスが発生します。続けて使うときは、前の洗剤を完全に流し、換気を
- アルミに強アルカリ洗剤を使う:苛性ソーダなどは、アルミを腐食・溶解させます
- 硬すぎるパッドや電動工具で擦る:深い傷や、白っぽいくすみ(白化)の原因になります
- 酸性洗剤を長時間放置する:金属のほか、人工大理石や御影石のカウンターが白く変色(酸焼け)します
こんなときはプロにご相談ください
- 市販の洗剤やスポンジでは落ちない、固まった水垢や焦げがある
- 自己流の掃除や他社の施工で、傷・酸焼け・変色ができてしまった
- 人工大理石や御影石のワークトップに、傷や熱による変質がある
プロは、段階的にダイヤモンド研磨を行い、シンクを鏡面仕上げやヘアライン仕上げに復元することができます。人工大理石や御影石の酸焼けの修復や、洗剤の化学反応と温度(加熱つけ置き)を組み合わせた分解清掃も、ご家庭の道具では届かない領域です。
まとめ
キッチンの掃除は、「油はアルカリ性」「水垢は酸性」と、汚れの性質に合わせて洗剤を使い分けるのが基本です。ただ、素材との相性を間違えると、傷や変色が戻らなくなることも。落ちない汚れや、傷つけてしまったかも…というときは、悪化する前にご相談ください。
合同会社シックでは、素材と汚れの状態を見て、最適な方法をご提案します。
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