お店やマンションのエントランス、外壁の石材に、白い筋のような汚れや、ツヤのない黒ずみが目立つ。そんなお悩みのご相談は少なくありません。外壁やエントランスの石材は、雨風にさらされ続けるため、お手入れを間違えると、取り返しのつかない傷みにつながることもあります。汚れの原因と、お手入れの範囲、プロに任せる目安をまとめました。
汚れの種類と原因
- コケ・カビ:雨が当たる外壁やアプローチ、共用部のタイルなどに、日陰や湿気の多さが原因で発生します
- 水垢・ミネラル汚れ:雨水や水道水に含まれるカルシウム分やシリカが、乾いて固まったアルカリ性の汚れです。雨だれの筋は、こうした汚れが積み重なったものです

石材の種類で、強さがまったく違う

- 御影石(花崗岩):水や雨に非常に強く、酸性雨の影響も、大理石よりずっと少ない石材。外壁やエントランス、アプローチに適しています
- 天然大理石:吸水性があり、酸や水分、雨、湿気に弱い石。雨が当たる外壁などに使うと、ツヤが落ち、表面が白くぼやけたり、ザラついたりして傷みます
- 人造大理石タイル・テラゾー:大理石や御影石の砕石を、セメントなどで固めた石材。比較的傷には強いのですが、酸に弱く、大理石成分を含む場合は、酸性洗剤で溶けて白化(酸焼け)します
ご家庭・オーナー様でできるお手入れ
水を流せる屋外のアプローチやテラスなら、弱アルカリ性のエコ洗剤や、中性洗剤を使って水洗いし、最後に水分を拭き取るのが基本です。ただし、高所や広い面積の外壁は、危険を伴うため、無理をしないことをおすすめします。
やってはいけない!NG例
- 外壁用の酸性洗剤(強酸)で、酸洗いする:大理石や、テラゾーが使われている外壁・エントランスに使うと、泡立って表面が溶け、ツヤが完全に消えて、真っ白に変色します
- マイナスドライバーなど硬い金属で削り落とす:石の表面が傷だらけになります
- 石の種類を確かめずに洗剤を選ぶ:素材によって、使える洗剤がまったく違います
こんなときはプロにご相談ください
- 外壁用の酸性洗剤などで石材やテラゾーを溶かして、真っ白に酸焼けさせてしまった
- 自力では届かない、高所の外壁や、広いエントランスの固着したコケ・汚れ・ツヤ消えを復元したい
プロの技術
- 多段階のダイヤモンド研磨(酸焼け修復):酸で溶けて変質した大理石・テラゾー・御影石の表面を、専用のポリッシャーと研磨パッドで、ミクロン単位で段階的に整え、新築時以上の光沢に復元します。高額な張り替え工事を避けられる場合もあります
- 高圧洗浄機・蓄圧噴霧器:広範囲の外壁やエントランスのコケや泥を、高圧洗浄で一気に洗い流します
- 洗剤の化学的な使い分け:石材の組成(大理石・御影石・テラゾー)を見極め、特殊な洗剤やコンパウンドを、安全に使い分けます
まとめ
外壁・エントランスの石材は、まず「どんな石か」を見極めることが出発点。見た目が似ていても、御影石と大理石では、使える洗剤がまったく違います。高所や広い面、酸焼けしてしまった石材は、無理をせず、プロにお任せください。
合同会社シックでは、石材の種類と状態を見て、最適な洗浄・復元方法をご提案します。お気軽にご相談ください。

