「エアコンから、なんだかカビ臭い」「掃除したいけど、どこまで自分でやっていいの?」。エアコンは、家電の中でも特に内部が見えにくく、間違った掃除で故障につながりやすい機械です。ここでは、エアコン内部の汚れの仕組みと、ご家庭でできること・やってはいけないこと、プロに頼む目安をまとめました。
エアコンの中は、なぜカビるのか
冷房運転では、室内の温かい空気を吸い込んで冷やすときに、内部で結露水(湿気)が発生します。そこにホコリや油分が結びつくと、カビが大量に繁殖します。加湿器の使いすぎや、ドレンホースの勾配不足による水溜まりも、原因のひとつです。

- 熱交換器(アルミフィン):空気を冷やす部分。結露でカビやホコリが付きやすい
- 送風ファン:風を送り出す部分。カビが固着し、回転するたびに胞子や黒い塊を部屋中に飛ばす
- ドレンパン:結露水の受け皿。水分と汚れが溜まり、カビやヌメリの温床になる
カビの中には、人体に有害な真菌も含まれます。「咳が出る」「夏風邪のような症状が続く」といった場合は、エアコンの内部が原因かもしれません。
ご家庭でできること
- フィルターの定期的な掃除:ホコリがたまると、風量が落ちて、内部の汚れも増えやすくなります
- 使用後の「送風運転」:内部の結露を乾燥させて、カビの発生を抑えます
- エアコンまわりの掃除:周辺のホコリや汚れを減らします
- 加湿器の置き場所の見直し:エアコンの吸い込み口の近くに置くと、湿気がカビの原因になります
やってはいけないこと

- 市販のエアコン洗浄スプレーを使う:洗浄液が電装部やファンモーターの内部に入り込むと、基板の漏電・異音・発火・破損の原因になります。一度スプレーで清掃したエアコンは、故障のリスクが高まり、プロでも施工をお断りせざるを得ない場合があります
- アルミに強アルカリ洗剤を使う:熱交換器のアルミフィンが、腐食・白化・溶解して、エアコンの寿命を縮めます
- 自己流で分解する:基板の破損や、ファンモーターのサビ・固着・異音などのトラブルにつながります
プロに頼む目安
- 5年以上、クリーニングをしていない
- 設定温度を27℃以上にするとカビ臭い、吹き出し口から黒いカビの塊やホコリが飛んでくる、風量が弱くなった
- 使用時に咳き込む、頭痛がする、夏風邪のような症状やアレルギーが出る
- 自分でお手入れできないお掃除機能付きエアコンを使っている
プロの「分解洗浄」とは
プロの分解洗浄では、カバーなど取り外せる部品を外して、ご家庭の掃除では届かない内部の汚れやカビを洗浄します。表面を拭いたり、市販のスプレーで流したりするだけでは落としきれない部分まで、手を入れられるのが強みです。
一方で、ご自身での分解や、洗浄スプレーの使用は、故障や事故につながるおそれがあります。内部の汚れやにおいが気になるときは、無理をせず、プロにお任せください。
まとめ
エアコン掃除は、ご家庭では「フィルター掃除と送風運転」までが安全な範囲です。内部の洗浄は、スプレーや自己流の分解で故障させてしまう前に、プロにお任せください。
「うちのエアコンは、プロに頼むべき状態?」と迷ったときも、お気軽にご相談ください。合同会社シックでは、状態を伺ったうえで、最適な方法をご提案します。
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