壁紙(クロス)のヤニ汚れや油汚れは、ビニール系の壁紙なら、アルカリ性の洗剤で落とせることが多い汚れです。ただし、壁紙が紙や布のときは、洗剤を使えません。汚れが壁紙の奥まで染み込んでいるときも、洗っては戻りません。この記事では、素材の確かめ方、洗剤の塗り方、拭き方、失敗しやすいところを順番にお話しします。ご家庭でやるか、プロに頼むかの境目は「範囲の広さ」です。その考え方も、後半でまとめています。
目次
- 最初に、壁紙の素材を確かめる
- その汚れは、ヤニ?油?手垢?
- 用意するもの
- 落とし方の手順(ステップ1〜6)
- 現場から:家庭とプロの境目は「範囲の広さ」
- 液ダレと拭き筋が出てしまったとき
- やってはいけないこと
- 汚れ別のポイント
- 張り替えを考えたほうがいいとき
- プロに頼むときに知っておきたいこと
- 賃貸のときに気をつけたいこと
- よくある質問
- まとめ
最初に、壁紙の素材を確かめる
壁紙掃除の最初の関門は、洗剤選びではありません。「その壁紙に、洗剤を使っていいかどうか」です。ここを飛ばすと、どんなに良い洗剤でも、輪ジミや変色の原因になります。
壁紙には、水や洗剤に強いものと弱いものがある
日本の住宅でよく使われているのは、ビニール系の壁紙(ビニールクロス)です。表面が塩化ビニール樹脂でできていて、水を弾きます。そのため、固く絞った布で拭いたり、薄めた洗剤を使ったりできます。
壁紙には、ほかにも種類があります。
| 素材 | 特徴 | 汚れが付いたとき |
|---|---|---|
| ビニール系 | 表面が水を弾く。住宅で多い | 薄めた洗剤で拭ける。最後に水拭きで洗剤を残さない |
| オレフィン系 | ビニール系に近いお手入れができるとされる | 水分が残ると変色することがあるので、乾く時間を取る |
| 紙系 | 水が染み込みやすい | 水拭きは避ける。乾いた布で汚れを取る程度 |
| 布(織物)系 | 繊維の織り目に汚れが入りやすい | 掃除機やブラシで軽く取る。水拭きは避け、強くこすらない |
| 珪藻土・漆喰・砂壁など | 水分でシミや崩れが起きやすい | 自分では洗わず、専門業者に相談 |
水を少し付けて、素材を見分ける
素材が分からないときは、目立たない場所で試します。家具の裏、ドアの裏、押し入れの中などが向いています。
指先に少量の水を付けて、壁紙に軽く当てます。
- 水を弾いて、そのまま玉になる → ビニール系の可能性が高い
- 水がすっと染み込む → 紙系・布系などの可能性が高い
染み込む壁紙に水を付けると、そこだけ色が濃くなり、乾いても輪の形が残ることがあります。試す水は、ほんの少しにしてください。
見た目だけでは、素材は分かりません。表面に凹凸の模様があるビニール系も、紙のように見える壁紙もあります。「たぶん大丈夫」で洗剤を使う前に、必ず小さな水テストをしてください。
水を弾かなかったときは
洗剤を使う掃除はおすすめしません。ホコリを払って、乾いた布で軽く拭くところまでにとどめます。それで落ちないヤニや油汚れは、無理をせず、専門業者に素材を見てもらうのが安全です。「洗剤が使えない壁紙」かどうかは、あとの「張り替えを考えたほうがいいとき」にもつながります。
その汚れは、ヤニ?油?手垢?
壁紙の汚れは、見た目が似ています。黄色っぽい、茶色っぽい、黒っぽい。ここでは、汚れの種類を見分けるヒントをお伝えします。
ヤニ汚れは「壁全体が黄ばむ」
タバコのヤニは、煙に含まれる成分が壁紙に付いたものです。壁の一部だけでなく、部屋全体がうっすら黄色〜茶色に変わるのが特徴です。
見分けるコツは、家具を動かしたり、額縁を外したりしたときの跡です。額縁の裏だけ白く残っていたら、その周りの黄ばみはヤニの可能性があります。カーテンレールの上や、天井との境目にも、茶色い汚れが付くことがあります。
油汚れは「キッチンの近くに偏る」
調理中に空気中へ飛んだ油が、壁に付いたものです。コンロの周り、レンジフードの横、キッチンの入口側の壁など、キッチンに近いほど濃くなります。最初はうっすらした黄ばみですが、ホコリが付いて、茶色〜黒っぽいシミに変わっていきます。触るとベタベタするなら、油汚れが疑わしいです。
手垢・皮脂は「スイッチとドアの周り」
照明のスイッチやドアの取っ手の周り、廊下の壁の腰の高さは、手が触れる回数が多い場所です。手垢や皮脂が黒く残り、手のひらの跡の形になっていることもあります。
日焼けと、汚れは別物
壁紙は、日光が当たると色が変わることがあります。窓の近くだけ黄色っぽいときは、汚れではなく日焼けの可能性があります。日焼けで変わった色は、洗剤で拭いても戻りません。
なぜ、アルカリ性の洗剤なのか
汚れには、酸性のものとアルカリ性のものがあります。洗剤も同じで、酸性・中性・アルカリ性があります。酸性の汚れにはアルカリ性、アルカリ性の汚れ(水まわりの水垢など)には酸性の洗剤が向いています。
ヤニ・油・手垢は、酸性の汚れです。だから、壁紙の汚れには、アルカリ性の洗剤が基本になります。お酢やクエン酸は酸性なので、壁紙のヤニや油には向きません。洗剤の種類については、洗剤はこの4つで足りる!種類と使い分けのコツにまとめています。
用意するもの
洗剤の量や道具の差が、そのまま作業の速さと仕上がりの差になります。ご家庭で、そろえておきたいものです。
洗剤は、アルカリ性のものを基本にする
- アルカリ電解水:市販されているアルカリ性の洗剤です。製品によってアルカリ性の強さが違うので、手袋と保護メガネを着けて使います
- アルカリ性の住宅用洗剤:パッケージの「使えないもの」の欄に、壁紙(クロス)が入っていないか確認してください
- 重曹・セスキ炭酸ソーダ:弱いアルカリ性で、水に溶かして使えます。軽めの汚れ向きです。粉のまま壁に付けると、拭き残しが白く残るので、必ず水に溶かします
洗剤は、製品の表示どおりの濃さで使います。濃いほうが落ちる気がしますが、壁紙には負担になりますし、拭き残しも出やすくなります。
洗剤は、残りにくいものを選ぶ
ご家庭での失敗のもとは、洗剤の拭き残しです。「洗剤が残りにくい」「拭き取りやすい」ものが向いています。泡がたくさん立つタイプや、とろみの強いタイプは、拭き取りに手間がかかります。
道具
- 吸水性の良いタオル:洗剤を吸い取る力が大切です。薄いタオルやティッシュは、洗剤が残りやすくなります
- マイクロファイバークロス:力を入れなくても、汚れを絡めとってくれます
- 乾いたタオル:仕上げの乾拭き用
- ホコリ取り(ダスター、ハンディモップ):洗剤を使う前に、ホコリを払うため
- スプレーヤー(トリガー式のボトル):洗剤を吹き付けて塗るときに使います。クロスに含ませる方法でも構いません
- ゴム手袋・保護メガネ・マスク:洗剤を霧状に吹くときは、目や鼻・口に入らないよう、必ず着けます。アルカリ性の洗剤は、素手だと肌が荒れることがあります
- 脚立や踏み台:手の届く範囲の壁だけを作業するために
- 養生シート・古い新聞紙・マスキングテープ:床や家具に洗剤が垂れるのを防ぎます
窓を開けて、換気をしてから始めてください。

落とし方の手順(ステップ1〜6)
ビニール系の壁紙を前提にした手順です。
ステップ1:家具を離して、床を守る
壁際の家具は、できる範囲で離します。動かせないときは、シートをかけます。床には、洗剤が垂れたときのために、古いタオルか新聞紙を敷きます。
コンセントやスイッチの周りは、洗剤が入り込まないように、洗剤を直接吹かず、固く絞ったクロスで拭きます。
ステップ2:ホコリを、上から下へ取る
洗剤を使う前に、ダスターやハンディモップで、壁のホコリを取ります。ホコリを残したまま洗剤を付けると、ホコリが洗剤を吸って泥のようになり、新しい汚れの筋ができます。高い所から、下に向かって払います。巾木(壁の一番下の板)の上や、コンセントの周りにも、ホコリがたまりやすいです。
ステップ3:目立たない場所で試す
洗剤を壁全体に使う前に、必ず、目立たない場所で試します。洗剤を付けて拭き、水拭きして、乾くまで待ちます。乾いたときに、色が抜けていないか、輪ジミが残っていないか、表面が毛羽立っていないかを確認します。濡れているときは問題がなさそうでも、乾くと変化が出るものがあります。
ステップ4:洗剤を塗る
ここが、仕上がりを分けます。
ご家庭での塗り方は、基本的に2つです。
- スプレーヤーで、壁に薄く吹いて塗る
- クロスに洗剤を含ませて、壁に塗る
なお、園芸用のような噴霧器は、一度に出る量と洗剤の濃さの調整が難しいので、ご家庭では扱いにくいです。
どちらの方法でも、守ってほしいことは同じです。
- 洗剤は、一度にたくさん付けない。薄く、均一に
- 塗ったら、すぐ拭き上げる。洗剤を壁に付けたまま放置しない
- 広い壁は、狭い範囲ずつ区切って、「塗る→拭き上げる」を終えてから次に進む
- スプレーヤーを使うときは、保護メガネとマスクを着ける。霧が目や鼻・口に入らないよう、風向きと換気にも気を付ける
壁にスプレーして放置するのは避けたい使い方です。スプレーヤーで塗る場合も、塗ったあと、すぐ拭き上げることが前提です。
ステップ5:力を入れずに、すぐ拭き上げる
洗剤を付けたら、基本は、すぐ拭き上げます。洗剤を置きすぎると、シミや変色のおそれがあります。
拭くときは、強くこすりません。力を入れすぎると、壁紙の表面が傷みます。マイクロファイバークロスなど、力を入れなくても汚れを絡めとるものを使います。汚れをたたくように拭いてもかまいません。
円を描くように何度も往復すると、汚れを広げてしまいます。一方向に動かします。タオルは、汚れたら面を替えてください。汚れを吸ったタオルで拭き続けると、汚れを塗り広げているだけになります。
ステップ6:水拭きと乾拭きで仕上げる
洗剤を残さないために、きれいな水で濡らして固く絞ったタオルで、水拭きをします。水が多すぎると、壁紙の裏の接着剤がふやけたり、裏側にカビが出たりする原因になります。
そのあと、乾いたタオルで乾拭きして、窓を開けるか扇風機を回して、しっかり乾かします。乾いたら、全体を離れて見てください。近くでは分からない拭き筋や色ムラが、離れて見ると分かります。

現場から:家庭とプロの境目は「範囲の広さ」
家庭でやる壁紙掃除と、プロの仕事は、何が違うのか。現場の声をお伝えします。
境目は「洗う範囲の広さ」
家庭とプロの境目は、範囲の広さです。実施する内容は、ほぼ同じです。ただし、使う洗剤の量や道具によって、効率が変わります。そのため、洗う範囲によって、プロに依頼するかどうかを決める必要があります。
現場の手順は、アルカリ洗剤を塗るところから
現場では、基本的にアルカリ洗剤を使います。まず洗剤を塗布します。
壁紙を傷めないための洗剤の使い方
プロは、業務用洗剤の濃度と種類を判別して使います。つけ置きの時間などを調整して、壁紙に影響が出ないように掃除します。「強い洗剤を使うから落ちる」のではなく、洗剤の濃さと種類と、置く時間を見極めるところに、プロの仕事があります。
人やペットに配慮するとき
人やペットに配慮が必要なときは、主にアルカリ電解水など、最終的に水になるものを使い、化学物質はなるべく使いません。
家庭の失敗は、「液ダレ」と「拭き筋」
ご家庭でやったときに残りやすいのは、液ダレや拭き筋です。これを防ぐには、次の2つが必要です。
- 吸水性の良いタオルを使うこと
- 洗剤残りしにくい洗剤を使うこと
張り替えをすすめるのは、2つのとき
プロでも、洗浄ではなく、張り替えをすすめることがあります。
- 汚れが壁紙に深く染み込んでしまっているとき
- 壁紙がビニール系ではなく、洗剤が使えないとき
液ダレと拭き筋が出てしまったとき
乾いてしまった液ダレや拭き筋は、洗剤が拭き取り切れずに残っていることがあります。
- 吸水性の良いタオルに替えて、洗剤が残らないように拭き直します
- 洗剤は、洗剤残りしにくいものを選びます
直らないときや、壁紙の表面が傷んでしまったときは、そこで手を止めて、写真を撮り、専門業者に相談してください。
やってはいけないこと
- 硬いブラシや研磨パッドで、強くこする:壁紙の表面が傷んだり、破れたり、毛羽立ったりします
- 洗剤を壁に付けたまま放置する:シミや変色のおそれがあります。塗ったら、すぐ拭き上げます
- 目立つ場所から、いきなり試す:素材によって反応が違います。先に目立たない場所で試します
- 水をたっぷり使う:壁紙の裏の接着剤がふやけて、剥がれやカビのもとになります
- 粘着テープで汚れを取る:はがすときに壁紙の表面を傷めたり、粘着剤が残ったりします
- 洗剤を混ぜる:塩素系の漂白剤と酸性の洗剤など、混ぜると危険な組み合わせがあります。ラベルの「まぜるな危険」の表示を確認します
汚れ別のポイント
ヤニ汚れ
ヤニは、壁一面に広がることが多いので、範囲との戦いになります。
- 軽い黄ばみなら、アルカリ性の洗剤で拭き取れることがあります
- 洗剤を付けた布がすぐ茶色くなるのは、汚れが表面に出ている証拠です。タオルの面を替えながら、少しずつ進めます
- 何度拭いても色が変わらない場合は、汚れが壁紙の奥まで入り込んでいる可能性があります。この場合は、洗うより張り替えを考える目安になります
タバコのにおいが残るときは、壁紙そのものににおいが染み込んでいる可能性があります。拭いても取れないときは、専門業者に相談してください。
キッチンの油汚れ
油汚れは、コンロの周りの壁から始まります。壁紙の凹凸の溝に、油とホコリが入り込んでいることがあります。その場合は、柔らかい歯ブラシで軽くなでてから、拭き取ります。
換気扇・レンジフードの汚れについては、換気扇・レンジフードの油汚れを自分で落とす手順と、プロに頼む目安でも詳しくまとめています。壁の汚れを落としても、油が飛ぶ元をそのままにすると、またすぐに汚れます。
スイッチ・ドアまわりの手垢
手垢・皮脂は、ヤニや油より範囲が小さく、ご家庭でも取り組みやすい汚れです。スイッチの周りは、洗剤が内部に入らないように、洗剤を直接吹かず、クロスを固く絞って拭きます。
天井の汚れ
ヤニや油は、天井にも付くことがあります。天井は、ご家庭では自分で作業しないことをおすすめします。見上げて作業するため、洗剤が目や顔にかかりやすく、安全面でも向きません。天井の汚れが気になるときは、プロに任せる方向で考えてください。
張り替えを考えたほうがいいとき
洗浄で落とすか、壁紙を張り替えるかは、状態によって分かれます。目安は、現場でも次の2つです。
汚れが、壁紙の奥まで染み込んでいるとき
洗剤で拭いても、布にほとんど汚れが移らないのに、黄ばみや茶色が残るときは、壁紙の奥に入り込んでいる可能性があります。この場合は、洗っても色が戻りません。
壁紙が、洗剤を使えない素材のとき
紙系や布系、珪藻土、漆喰などは、洗剤や水が使えません。洗浄そのものができない素材です。
シックでは、壁紙の張り替えは行っていません
シックでは、壁紙の張り替え工事は行っていません。ただし、張り替えず、新しく塗って仕上げる方法で対応することは可能です。どちらが向いているかは、状態を見てご案内します。まずは、お問い合わせください。
プロに頼むときに知っておきたいこと
プロが向いているのは、範囲が広いとき
家庭とプロの境目は「範囲の広さ」です。次のようなときは、プロに任せる選択肢があります。
- 壁全体、部屋全体、家全体の汚れを落としたい
- 天井や、高い位置の壁を洗いたい
- ヤニで、部屋全体が黄ばんでいる
逆に、スイッチの周りだけ、コンロ横の壁1面だけ、というのであれば、ご家庭でも取り組めます。

シックでできること
合同会社シックでは、壁紙(クロス)の洗浄や染み抜きに対応しています。業務用洗剤の濃度と種類を見極め、壁紙に影響が出ないように洗います。
除菌は、除菌できる除菌消臭剤を使った除菌・消臭に対応しています。壁のシミ取りは、オプションとして、要相談で承っています。
依頼前に、準備しておくとスムーズなこと
- 汚れている場所と、範囲(壁1面か、部屋全体か)
- 汚れの種類(ヤニか油か手垢か、分からなければそのままで大丈夫です)
- 壁紙の素材が分かれば(分からなければ、水を弾くかどうかの試験結果)
- 写真(全体と、汚れのアップを数枚)
- 賃貸かどうか
賃貸のときに気をつけたいこと
賃貸のお部屋の壁紙は、ご自身のものではありません。まず契約書や管理会社の案内を確認し、迷ったら、掃除する前に管理会社や大家さんに相談してください。退去時の費用をどちらが負担するかは、契約内容や壁紙の状態によって異なります。この記事では判断できません。
よくある質問
何で落とせばいいですか?
市販のものなら、アルカリ電解水を使い、マイクロファイバークロスで拭くのがよいとお伝えしています。ただし、製品の表示で、壁紙に使えるかを確認してください。そして、必ず目立たない場所で試してから、全体に使います。
重曹とセスキ炭酸ソーダは、どちらがいいですか?
どちらも弱いアルカリ性です。水に溶かして使います。粉のまま壁に付けるのは、避けてください。ご家庭にあるほうで構いません。薄めすぎも、濃すぎもせず、拭き取りと水拭きをしっかり行います。
中性洗剤では、ヤニや油は落ちませんか?
軽い手垢や薄い汚れには使えます。ただ、ヤニや油は酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤のほうが、落ちやすい傾向にあります。
メラミンスポンジは、使っていいですか?
表面を削って汚れを落とす道具なので、壁紙の表面も一緒に削ってしまうことがあります。艶が消えたり、色が薄くなったりする原因になります。使う場合は、目立たない場所で試して、力を入れずに行ってください。おすすめは、洗剤と、マイクロファイバークロスです。
壁の下のほうや、窓際が黒ずんでいます
ヤニや油ではなく、カビの可能性があります。湿気がこもる家具の裏や、結露しやすい窓際に出やすいです。この記事のヤニ・油汚れの落とし方は、そのまま使えません。黒ずみの原因がカビかどうかも、見た目では分かりにくいので、広がっているときや、拭いても戻るときは、写真を撮って専門業者に相談してください。結露は、見つけたらこまめに拭き取り、家具は壁から少し離して置くと、予防になります。
壁紙のにおいが、洗っても取れません
においが壁紙の奥まで入り込んでいると、拭いても取れないことがあります。状態を見て、対処を考える必要があります。ペットのにおいについては、ペットのおしっこ・においがついた床や壁の対処法と、プロに頼む目安も参考になります。
まとめ
- 壁紙のヤニ・油汚れは、ビニール系なら、アルカリ性の洗剤で落とせることが多い。最初に、水を弾くかどうかで素材を確かめる
- 洗剤は、薄く均一に塗って、すぐ拭き上げる。置きすぎるとシミや変色のおそれがある。強く拭かず、マイクロファイバークロスなどを使う
- 家庭とプロの境目は、範囲の広さ。やることはほぼ同じだが、洗う範囲によって依頼するかどうかを決める
- 汚れが壁紙の奥まで染み込んでいるときや、洗剤が使えない素材のときは、洗うより張り替えを考える。シックでは壁紙の張り替えは行っていないが、張り替えず新しく塗る方法で対応できる
合同会社シック(東京都文京区)は、壁紙(クロス)の洗浄や染み抜きを承っています。対応エリアは、東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県です。その他の地域は、ご相談ください。素材や汚れの状態を見て、最適な方法をご提案します。落ちない汚れや、部屋に染み付いたにおいでお困りのときは、お気軽にご相談ください。
壁だけでなく、床や水回りまで家じゅうをまとめてきれいにしたい方は、1日かけて住まい全体を仕上げる家まるごとハウスクリーニング「Ultimate Cleaning®」もご覧ください。

